吹奏楽部を辞めたいと思っているあなたへ。こんな理由では辞めないほうがいい
吹奏楽部といえば文化部の中でも最も体育会系の部活ともいえるほどハードな部活。
どれだけ音楽が好きでもやはり辞めたい……と思うことありますよね。
そこで今回は吹奏楽部を辞めたいと考えている方に向けてアドバイスを書いてみました。
はじめに
本気でやってたら誰だって一度や二度は辞めたいと思います。
ぼくは一度や二度じゃありません。
高2の時にはしょっちゅう辞めたいと思ってました。
辞めなかったのは
- 部活だけで選んだ学校だから辞めたら学校に来る意味がなくなる
- 辞める勇気がなかった
こんな理由でほとんど意地で続けていました。
それでも卒業のころには辞めずに続けて本当によかったと思えたし、楽器以外のことで今役立っていることもたくさんあります。
もちろん無理に続けろとは言いません。
しかし続けることで得られるものがあります。
辞めるかどうかもう一度よく考えてみましょう。
辞めたいと思う理由には
- みんなの技術についていけない
- 勉強時間がとれない
- 吹奏楽が楽しくなくなった
こういったものがあるようですが、この理由なら辞めないほうがいいです。
みんなの技術についていけない
ぼくのいた部でも辞めていく人がいましたが、この理由が特に多いように思います。
ぼくが辞めたいと思ったのもこれが理由でした。
自分なりに必死に練習してもなかなかうまくならず、先生にしょっちゅう怒られる。
これが続けば辞めたくもなります。
ぼくは続けることを選んだのでうまくなるにはどんな練習をしたらいいか調べました。
吹奏楽の楽器ごとの練習の本もたくさん売られていますし、今ならググってみるだけでも分かることがたくさんあります。
そうやって自分の問題点を見つけ改善していけば少しずつ上達していきます。
ぼくの場合は吹くときに力を入れすぎていることがよくないことが分かりました。
楽器の上達にはこの本がおすすめです。
主に管楽器向けではありますがコントラバスや打楽器にも共通する内容がありますし、楽器別のワンポイントアドバイスも書かれていてとても役立ちます。
あとは周りに頼ってみることも大切です。
みんなの技術についていけないと悩む人ならおそらく毎日残って練習するなど、人一倍努力をしています。
そういう姿をみんなも見ていて、認めてくれているはずです。
だから困っていることを相談してみたら快く協力してもらえます。
吹奏楽は団体戦。
必要ない人は一人もいません。
自分ひとりで悩まずにみんなで上達していきましょう。
勉強時間が取れない
この理由で辞めるのは無意味です。
絶対辞めるべきではありません。
仮に部活を辞めてそのぶん時間ができたとします。
その時間全てを勉強に使うでしょうか?
勉強するより遊ぶ時間に使ってしまいます。
結果、部活を辞めても遊ぶ時間が増えただけで勉強時間はたいして増えず、成績もそんなに変わらないままです。
だったら部活をやって、帰ってきてからの時間で集中して勉強したほうがよっぽどタメになります。
それに実は部活をがんばっていたら相乗効果で勉強もできるようになっていくんです。
信じられないかと思いますが、勉強を理由に辞めるのではなく部活を真剣にやることが解決策です。
吹奏楽が楽しくなくなった
これは一時的なものである可能性が高いです。
どんなに好きなものでも毎日やっていたら嫌になってくる時があります。
楽しくなくなる原因としては練習の方法が悪いことが考えられます。
毎日同じ練習を繰り返していませんか?
そのせいで伸び悩んでマンネリ化していることが楽しくなくなる原因かもしれません。
練習はできることを増やすためにやるものです。
できることだけやっていても上達しないし飽きるだけです。
たとえばロングトーンにしても強弱(クレッシェンド、デクレッシェンド)をつけてみるとか、高音域の練習を毎日積み重ねて音域を広げていくなど、練習の仕方を見直してみると自分のできることが増えていきます。
そうすると前はできなかったことが簡単にできるようになったりと上達が感じられるようになって楽しくなります。
あとは毎日のように練習していて疲れていることが考えられます。
難しいかもしれませんが、部活を休んでみることで意欲が戻ってくる場合もあります。
まとめ
ここまでの内容と真逆のことを言うようですが、これ以上は限界だと思ったら無理せず辞めることも必要です。
ぼくは意地で続けて結果的に辞めなくてよかったと思えましたが、誰もがそうなるとは限りません。
吹奏楽部が合わない人もいます。
吹奏楽部でないにしても何か部活をがんばってやってもらいたいです。
ぼくは高校時代を振り返って思い出すのは部活のことばかりです。
部活は財産になります。
悩んでいる人は一度部活を見つめなおしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
ライタープロフィール
ブロガー
リュウ